福袋はスタイルを変えつつも正月の風物詩として買い物客に楽しみを与えます

デパートや衣類、宝飾、雑貨、旅行など各種の小売店で正月に販売される福袋は、現在では年中行事的な位置づけにまでなるほど、身近に定着しています。
福袋は、元々は何が入っているか分からないけれど、内容の品物の元々の価格を合計すると、非常にお得な買い物となるもの、そこに楽しみもあるものでした。
特に私のお気に入りは小田急百貨店福袋。地元に小田急百貨店があるというのもあるかもしれません。

しかし、一方でいくら合計価格がお徳でも、衣類で自分のサイズや好みに合わなければ、結局お徳ではなくなると言う矛盾もある買い物でした。
こうした背景の中で、中身の見えない福袋の紙袋の封を開けて中身を確認する人が現れたり、福袋を買った後に、品物の交換会が繰り広げらる光景も見られていました。
そこで福袋も次第に変化し、中身に何が入っているかを明示したり、衣類ではそれにプラスしてサイズ別に分けたり、また袋を透明にして中身のイメージが分かるように購入者が無駄だったと思う事が少なくなるように配慮する傾向が強くなって来ています。

こうした変化の中に、時代に変化を感じ取れるようにも思います。何でも安ければ良いと言う時代から、豊かになった日本では、安くて良質で自分の個性にあったものを求めるようになった事を、象徴しているようにも思えます。
中身を明確にしつつ、余りにも中身が分かり過ぎればワクワク感がなくなると言う矛盾も出て来ます。この点が時代背景の中で、これからも変化し続けるポイントと言えるでしょう。また、こうした視点も含めて福袋ファンの中には、ここの福袋が大好きだと言う人も少なくありません。
また関西では、中身が分からない福袋の封を開けて、中身を堂々と確認する人が、関東よりも多いと言われており、これも地域性を示していると思います。

そんな話題の尽きない福袋ですが、先に記載した様に少しづつスタイルを変えつつも、単なるバーゲンとは違いウキウキ感を買い物客に与える事から、これからも正月の風物詩として残り、消費者の楽しみであり続けるだろうと思います。